
あか牛は、阿蘇に代表される熊本の自然の恵みと愛情をたくさん受けて育ちます。
和牛本来の香りと味があり、あか身肉の旨さと良質でほどよい脂肪のバランスが、おいしさの特徴です。
肉質は余分な脂肪分が少なく、あか身が多いのが最大の特徴で、旨味と柔らかさを兼ね備えているのにヘルシーという夢のような牛肉なのです。
その中でも赤身の部位だけの希少な「ランプステーキ」は、やわらかい赤身肉で、味に深みがあります。
褐毛和種(あかげわしゅ)は熊本系と高知系に分けられ、いずれも起源は韓牛と言われています。
一説によると、16世紀半ば大友義鎮が九州北部を支配していたころ、役用として輸入され豊後に多くいた朝鮮半島系の韓牛が起源とされるそうです。
阿蘇あかうしと土佐あかうし、どちらが美味しいですか?と聞く方がいらっしゃるかもですね。
現在沢山普及している「くまもとあか牛」は阿蘇、矢部や球磨地方で飼われていた在来種と、シンメンタール種の交配により改良された固有種だそうです。
この種が昭和19年に和牛として登録されましたと記録されているようです。
あか牛の特性は、寒さや暑さに強いと言われています。
またその性格はおとなしく、放牧に適しているので、飼育しやすいといわれています。
なので阿蘇地方では、豊かに自生している草を活用した放牧が盛んに行われています。
「くまもとあか牛」と言われるだけあって肉質は赤身が多衣ですが、脂肪分を適度に含でいて、やわらかさとうま味、ヘルシーさなどを兼ねているそうです。
「あか牛」の美味しさや特徴にはある秘密があるそうです。
牛肉の一般的に牛肉には以下のような特徴があります。
・ 牛肉の良質なタンパク質には、人の体内では合成できない必須アミノ酸をバランスよく豊富に含んでいて、 炭水化物の含有が少ないと言われています。
・ カルシウムやミネラルがバランス良く含まれています。
・ 吸収がよい鉄分が含まれているばかりでなく、他の食品からの吸収も助ける作用があります。
・ 酸化しにくい飽和脂肪酸が多く含まれています。
・ 牛レバーに多く含まれるビタミンB2は成長を促す作用があります。
このような一般的な栄養学的特徴があるうえ、「あか牛」にはアミノ酸の一種「タウリン」が、多く含まれているそうです。
「タウリン」には、アルコールによる肝機能障害の改善や血圧降下などの作用があるといわれています。
これは、あか牛が自然の健康ビーフと呼ばれる所以ではないでしょうか。
この機に是非「くまもとあか牛」のランプステーキを味見してみては如何でしょか!
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